【こんなことをやります!】
・長野県諏訪市にある「リビルディングセンタージャパン(以下、リビセン)」を訪問し、解体された家や建物から生まれた廃材や不用品を再利用して新たな価値を創造する取り組みを学びます。地域文化や歴史を継承しながら、街の風景を変えるリビセンの力を体感します。
・リビセン共同創業者の東野華南子さんとともに、リビセン周辺の街歩きを楽しみます。お花屋さん、カフェ、アートショップなど、リビセンがデザインに関わる魅力的なお店を巡り、諏訪の街に広がるリユース文化を堪能します。
・ 「言事堂(ことことどう)」の店主である宮城未来さんとの議論を通じて、沖縄から諏訪に移住した背景や古書店運営を通じて古本の価値を現代に伝える取り組みについて学びます。移住や地域での仕事に興味がある方にとって貴重なインスピレーションを得られる機会です。
・長野県松本市に拠点を置く「柳沢林業」を訪問し、「山はすべてのいのちの源」という理念のもと、持続可能な林業の実践や環境保全、水源保護への取り組みを学びます。里山の整備や地域住民との協力を通じて深まる地域社会とのつながりを体感します。
・2021年にグッドデザイン賞を受賞した柳沢林業のサステナブルなライフスタイルと地域社会との融合を学び、松本市の自然と地域の魅力を学びます。
・このフィールドワークには、諏訪大社の参拝、松本城の観覧も含まれており、地域の歴史や文化をさらに深く感じることができる充実した時間を過ごします。諏訪大社では古代から続く信仰の歴史に触れ、現在最古の御城 松本城では国宝の城郭の美しさを堪能しながら、地域の魅力を存分に体感します。
【こんな方にオススメのフィールドワークです!】
・「リユース」や「リビルディング」といった分野・テーマに興味がある方
・地域の文化や歴史を継承しながら、新たな価値を生み出すプロジェクトに関心がある方
・地方移住や地域での新しい働き方、キャリア形成に興味を持っている方
・森林資源の保全や里山整備、持続可能な林業の実践を学びたい方
・地域イベントやワークショップを通じた「人と自然のつながり」に興味がある方
・グッドデザイン賞を受賞したサステナブルな取り組みを体感したい方
・諏訪大社や松本城を訪れ、地域の歴史や伝統文化について深く学びたい方
【フィールドワーク概要】
Day1.街の風景を変えるリビセンの力。街に広がるリユースの文化。
3月8日(土)のフィールドワークの舞台は「長野県諏訪市」です!
諏訪湖や諏訪大社で知られる長野県諏訪市。
この地にある「リビルディングセンタージャパン」(以下、リビセン)は、古材や建築資材、家具などを再利用することで新たな価値を生み出す“リユース”と“リビルディング”の拠点として大きな注目を集めています。
解体された家や建物から出た廃材や不用品をレスキューし、丁寧に選別。
それらを再利用可能な形で販売しているのがリビセンです。
リビセンが目指すのは、単なるリユースにとどまらず、地域の文化や歴史を継承しながら、新しい形で街の風景やライフスタイルに古材や再利用素材を溶け込ませること。
そのため、古材や再利用素材を使った家具やインテリア、空間デザインの提供だけでなく、ワークショップやイベントを通じて地域住民や訪問者との交流も積極的に行っています。
そんなリビセンが2016年に諏訪にオープンして以来、リビセンの周辺には多くのお店が新たに誕生しました。
リビセンが関係した店舗は10店舗(複合施設含む)。
それ以外にも新規オープンのお店は多くあります。
リビセンという一つのお店の登場が、街の景色を大きく変えた諏訪の街を体感するフィールドワーク(街歩き)にこの機会に参加してみませんか?
フィールドワークをご一緒してくださるリビセン共同創業者の東野華南子さんからは「リビセンから歩いて5分圏内にあるお店をめぐってご案内します。ご自身でぐるっとまわってももちろん楽しいのですが、諏訪に暮らす私たちの目や言葉を通してさらに深く知ってもらえる機会をお楽しみいただきます。」と頂いています。
お花屋さん、ご飯屋さん、カフェ屋さん、工芸品屋さん、アート屋さん、9月には、上質な生活用品を取り扱う人気のセレクトショップ「わざわざ」の新店舗「わざマート諏訪店」もオープンし、益々活気に満ちているのだとか。
東野さんと一緒に最新の諏訪の街を存分に堪能した後は、お店群の一つで「古書」を専門として扱う「言事堂(ことことどう)」の店主 宮城未来さんと移住や諏訪でのお仕事などについて議論を交わす時間が待っています。
宮城さんは諏訪に移住される前は「沖縄県那覇市」にいらしたそうです。
その当時のご様子は以下の記事に詳しいので是非お目通しください。
ライフジャーナルマガジン『雛形』編集部|インタビュー “知らない世界”の入り口をつくる。 学割のある、沖縄の小さな芸術書専門古書店。 。
そんな宮城さんは諏訪に移住して「古材や古物などが、当たり前のように再利用されて、次世代につながっていく文化を創ろうとしているリビセンとは事業の相性がとてもいい。」とおっしゃっています。
古本に価値を見出し、現代を生きる方々にその価値をどのように届けているのかなど、直接お聞きしてみたいことはとても多いのではないでしょうか。
ぜひ、この特別なフィールドワークに参加して、リビセンを起点とした諏訪の魅力と新たな価値創造の現場を体感してください。
Day2.山はすべてのいのちの源。松本市で体感する自然と地域社会の可能性。
そして、3月9日(日)のフィールドワークの舞台は「長野県松本市」になります!
この日は松本市に拠点を置く林業会社「柳沢林業」を訪ねます。
柳沢林業は、1964年に木材運搬を目的とした個人事業としてスタートしましたが、その後、主業務を林業へとシフトさせました。
この会社の特徴は「山はすべてのいのちの源」という理念のもと、多岐にわたる事業を展開しているところです。
森林づくりでは木材生産だけでなく、環境保全や水源保護にも注力し、持続可能な林業の実現を目指しています。
また、地域住民と協力した里山の整備や管理を通じて、地域社会とのつながりを深めています。
さらに、伐採した木材を原木として販売するだけでなく、自社での製材や加工にも取り組み、薪の販売を通じて火のある暮らしの楽しさを広めたり、その一環として、美鈴湖もりの国オートキャンプ場を運営し、自然体験や地域との交流を重視したキャンプ場作りにも力を入れています。
また、農業とお酒造りにも注力しており、自社で栽培した米や野菜を使った循環型農業を実践されています。
特に注目されているのが、日本酒「山瑞 SANZUI」の製造。
この新酒は、女鳥羽川水系の湧水を使用し、地域の農業と酒造りを結びつける取り組みが評価されています。
柳沢林業はまた、地域イベントやワークショップを通じて、山や自然と関わる機会を提供しています。
こうした取り組みは、地域社会との結びつきを深めながら、環境保全と経済活動の両立を目指すものです。
2021年にはグッドデザイン賞を受賞し、サステナブルなライフスタイルと林業の融合を現在進行形で推進されています。
代表取締役社長原薫さんのもと、伝統的な林業から一歩先を行く挑戦を続けている柳沢林業。
ぜひ、このフィールドワークに参加して、柳沢林業の多様な活動を体感し、松本の自然と地域社会の可能性を一緒に探求しましょう。
【スケジュール】
3月8日(土)
10:30 上諏訪駅集合
11:00〜 リビルディングセンタージャパン店内見学
12:00〜 昼食
13:00〜 街歩き/リビセン 東野さん
14:30〜 講座/言事堂 宮城さん(@ポータリー)
16:30〜 諏訪大社上社参拝
17:00〜 宿まで移動(松本)
3月9日(日)
9:00〜 講座/柳沢林業 原さん
10:30〜 事務所の裏山
11:30〜 美鈴湖のキャンプ場、EVパーク
12:30〜 昼食
14:00〜 松本城
16:00 上諏訪駅解散
※上記のスケジュールは現地の交通状況などにより多少前後する場合がございます。予めご理解いただければ幸いです。
【講師】
●東野 華南子(3月8日)
株式会社 ReBuilding Center JAPAN 取締役
ゲストハウスやカフェでのサービス経験を経て、夫の唯史と2014年からmedicalaとして空間デザインを手がける。新婚旅行でポートランドで出会ったReBuilding Center に感銘を受けた夫に伴走し、2016年に長野県諏訪市にてReBuilding Center JAPAN を創業。チームビルディングや社内の仕組みづくり生態系作り、スモールエリアでの開業サポートなど。
●宮城 未来(3月8日)
生活と芸術の本 言事堂 店主 1976年香川県高松市生まれ。2001年から沖縄の文化・芸術活動拠点NPO前島アートセンターにてギャラリー運営と事務局、展示企画を担当。その後、美術館学芸員補助やマングローブ植林NGO事務局にて勤務後、2007年に美術書専門の古書店「言事堂」を那覇市に開店。2022年に長野県諏訪市に移住、翌年1月に「生活と芸術の本 言事堂 」を上諏訪にて開店。書店を営む傍ら、沖縄と長野にかつてあった書店の歴史調査などのフィールドワークを行う。
●原 薫(3月9日)
株式会社 柳沢林業 代表取締役
1973年神奈川県川崎市生まれ。大学卒業後、木挽き職人に魅せられ「木」の世界へ。ご縁あって森林組合に就職し山奥の静岡市井川にて林業、狩猟生活を始める。3年後長野県に移住し、夫の炭焼きを手伝いつつ柳沢林業 入社、2013年事業承継をし代表取締役に就任。昨年6月で法人化10年が経ち、今期より「山の恵みを生かしきる新林業会社」をステートメントに掲げ、「ジネン(自然)」をベースとした街づくり、社会づくりを目指す。2021年柳沢林業は事業取り組みが評価され、GOOD DESIGN賞受賞。また、2017年には、一般社団法人ソマミチを設立し、木材流通の川上から川下までが連携を組み、持続的な森林の多様な価値を次世代につなぐために「木を使う社会の仕組みづくり」を目指す。ソマミチは2021年、第12回地域再生大賞優秀賞を受賞。
【募集要項】
●テーマ
リユース、リビルディング、ローカル開業、移住、林業、地域づくり
●日時・集合・解散
2025 年 3 月 8 日(土)10 : 30 上諏訪駅 集合
2025 年 3 月 9 日(日)16 : 00 上諏訪駅 解散
●上諏訪駅までのアクセスのご案内
<東京から>
新宿駅から「特急あずさ」で上諏訪駅まで約2時間15分
<名古屋から>
名古屋駅から「しなの特急」で「塩尻駅」まで約2時間。そこから中央本線で上諏訪駅まで約 25 分
<お車で>
中央自動車道諏訪 IC から上諏訪駅まで約 10 分
※お車でご参加を希望される方には個別に相乗りなどのご相談もさせて頂きたく思っております。
●フィールドワーク・アクテビティ先
・ReBuilding Center JAPAN
〒 392 - 0024 長野県諏訪市小和田3−8
・言事堂
〒 392 - 0025 長野県諏訪市末広5−18
・諏訪大社 上社 本宮
〒 392 - 0015 長野県諏訪市中洲 宮山1
・柳沢林業
〒 390 - 0313 長野県松本市岡田下岡田774−1
・松本城
〒 390 - 0873 長野県松本市丸の内4−1
●定員
最大 15 名(最小催行人数 8 名)
※現在の本申込者数 5 名( 1 月 18 時点)
※前向き検討中の方 5 名
●参加費・決済方法について
【 1 】クレジットカード決済をご希望の方
①ゼミメンバーになって参加する方は「 19,000 円」
→セミメンバーへの「事前登録」からお願いいたします。
②ゼミメンバーにならずに参加する方は「 22,000 円」
→本ページにある青い「参加する」ボタンを押して手続きをお済ませください。
【 2 】上記②をご希望の方で銀行振込みをご希望の方
こちらの参加申し込みフォーム に必要事項を記入の上、お送りください。
申し込み内容の確認後、事務局よりメールにてご連絡差し上げます。
※最低催行人数に満たない場合は、講座が開催できないことがございます。その場合はご返金させて頂きますのでご了承ください。2 / 1 を目途に開催の可否をご連絡いたします。
※開講確定後は原則として返金等の対応は行っておりません。
※コミュニティメンバーとしてご参加いただく方がトータルでお得になっています。
※フィールドワークに、コミュニティメンバーのご家族の同伴参加を希望される場合は「家族割(大人 2 日間参加 12,000 円)」が適応されます。事務局までご相談ください。
●参加費に含まれるもの
フィールドワーク参加費
※途中参加を希望される方は別途ご相談ください。
●参加費に含まれないもの
・宿泊費(お一人 8,000 円程度、 朝食付きを想定、まるも旅館の場合)
※宿候補1:まるも旅館 (松本)
※宿候補2:古民家一棟貸しの宿 Popotel one (松本)
※まだ予約がスタートしていないため年明けにこちらで予約を行います。
・交通費(集合場所までの往復交通費、集合場所からのレンタカーなどの交通に係る費用)
・食事代(1 日目の昼食夕食、2 日目の昼食)
※ 1 日目の昼食はリビセン付近で昼食を摂ることを想定しています
※上諏訪駅からのレンタカーを利用することになった場合に係る費用は参加者確定後、各自の費用負担を算出いたします。
※車の台数は 2 台〜 3 台を想定しており、現時点でドライバー 1 名確定しています(アテンドスタッフ田中)。あと1〜2名は参加者の中から運転できる方にご協力いただく想定でおります。毎度になりますが何卒ご協力をお願いいたします。
●申し込み締め切り
1 月 31 日(金)23:00
※参加を希望される方は「参加する」のボタンからお申し込みをお願いいたします。申し込みされた方には個別にご連絡をさせていただきます
●持ち物
・筆記用具ほか、それぞれ必要なもの
■予習会
後日更新いたします。
※当日の学びや収穫を最大化するための事前学習を行います。
※予習会にあたり事前にインプットして頂きたい資料も展開いたします。
■振り返り会
後日更新いたします。
※フィールドワーク参加者かつコミュニティメンバーの方同士で集まり、フィールドワークの学びの振り返り会を行います。
■地球のしごとゼミについて
地球のしごとゼミは、NPO法人地球のしごと大學が運営する、地域をもっと素敵に。学び、動き、変えていく仲間たちが集うコミュニティです。
思想哲学、水資源、まちづくり、システム、医療福祉、山林、水産、交通インフラ、教育、民藝工芸、飲食商店、農、狩猟、住まい、衣服、エネルギー、祭り、芸能、教育、観光、働き方など多様な分野の「地球にとっても、よいしごと」について、フィールドワークやオンラインセミナーを通して、様々な人、地域、組織から学び、探求し、行動のためのヒントを得ることができます。
■フィールドワーク担当者
●田中 新吾
NPO法人地球のしごと大學 副理事長
1986 年生まれ。埼玉県出身、埼玉県在住。中央大学理工学部土木工学科(現都市環境学科)卒。大学卒業後、東京のマーケティングファームへの勤務を経て、2017年から地球のしごと大學の経営メンバーに加わる。経営企画、ブランディングディレクション、コミュニティマネジメント、地球のしごとゼミの企画開発と運営、自伐型林業学部・伝統構法建築学部・農林複業学部などの専門学部も担当する。ハグルマニという個人事業が現在の活動のメインで、お客様(企業や自治体やNPOや個人)が求めるプロジェクトの歯車になることを仕事とする。「お客様のプロジェクトを推進する良き歯車になる」がミッション。
●過去に担当したフィールドワーク
・フィールドワーク in 戸隠&妙高〜古民家再生、分散型ホテル、自然信仰、地方×複業、ワーケーション、関係人口〜
・フィールドワーク in島根 〜コミュニティナーシング、ものづくり、地域づくり、サステナブルツーリズム〜
・フィールドワーク in 北海道〜エネルギー、多様性、共同体〜
【説明会】
オンライン(Zoom)で参加を検討していただいている方向けに説明会を行います。
よろしければご参加ください。
・1 月 24 日(金)20:30〜21:00
・1 月 28 日(火)20:30〜21:00
以下の説明会ページよりお申し込みください。
https://college.chikyunoshigoto.com/events/632da017ddbe
【お問い合わせ】
本件に関して何か質問があれば以下メールアドレスまでお気軽にご連絡ください。
MAIL:info-college■chikyunoshigoto.com
(■を@に変えてください)
皆様のご参加を心よりお待ちしております!!