こちらは2023年1月分の地球のしごと大學コミュニティレポートです。

コミュニティの状況を知る上で参考にしていただければと思います。

「ティール型組織」の作り方、が開催されました。

2023年1月の地球のしごと教養学部は、非営利団体ぐるり創設者で株式会社ワンピース代表の久本さんによる「ティール型組織」の作り方、というオンライン講座が開催されました。
https://college.chikyunoshigoto.com/events/6cc3be2e5190
以降に受講生の感想を一部ですが抜粋でご紹介させていただきます。

・会社組織とはいえ、人と人との関係性の中から何かが生まれるという意味では、確かに家族などと変わらないと思いました。会社で実践することの難しさを久本代表も認められつつも「それでもユルっとやれば」と言われたよう感覚が、実は結構大事なポイントなんだろうと思いました。

・「信じる力」「聞く力」「多様性を認め合う力」が自身や集団を成長させる姿はピッコロを見ていたので、ストンと腹落ちしました。

・公務員にとって、組織内の対話はどういう意味を持つのだろう。2~4年で人事異動もある中、数カ月から年単位で対話する組織文化を醸成するのは非常に難しいように思う。自治体の管理職たちも、部下に好きなだけ対話させるわけにもいかない。しかし、コロナ禍で対話が減って、ますますギクシャクしてきたことを私も体感している。さあ、どうしましょうかねぇ。

・今回の講座は久本さんのお話から2つの事を自分なりに考えたいと思い参加しました。・一つ目はティール型組織が適応する組織モデルを考える事・二つ目はこのティール型組織を街づくりに活かすヒントを得る事まず一つ目の適応する組織モデルのイメージは、参加する一人一人が個として<自立>した背景を持ちつつ集団としての目標(理念)を<共有>し、そのうえで各々の<特性>を活かしつつ協働できる自由な組織。。。キーワードは「自立」「信頼」「理念共有」といったところでしょうか。

私もこの講座には参加させていただいたのでその時に残したメモが以下です。

久本さんからのメッセージは、一言で言えば、一人一人が自立・自走して幸せに活動できる集団形成(ティール型)を望むのであれば「対話とファシリテーションの練習をしよう」ということだったように思います。

1月のツキイチでは「対話会:地球のしごと大學コミュニティをより良い場所にするためには」が行われました

そして、久本さんの講座を受け、毎月月末に行っているイベント「ツキイチ」で早速「対話」をやってみることに。

テーマは「地球のしごと大學コミュニティをより良い場所にするためには」にしてみました。

「対話をしましょう!」という設定で企画をしたのはこれがはじめてでしたが、結果から言えばとっても実りのある時間になったと思います。

今後「対話・ファシリテーションの練習会」をコミュニティの中における固定的な取り組みとして定着させていきましょう、という話にもなりました。

月末に行うツキイチはそのままに新たに定期イベントを設けるという考え方です。

今回行った対話会では以下のような話題が。

・教養学部の移動の車の中は対話ができる

・2022年はとあるNPOでちょうど対話について学習していた

・自己肯定感は聞いてもらうと高まるのでは?だからこそまずは相手の話を聞くのがいいのでは?

・「沈黙」は味わいましょう

・ファシリテーションの仕方は目的や場に応じて変わる

・話し方のアイメッセージは経験から話すゲシュタルトプロトコルと共通するところがありそう、など
コミュニティの文化として、メンバーの皆さんと育んでいければ良いなと思う取り組みです。

心縁世界と地縁世界

地球のしごと大學の創設者で代表の高浜大介、現在副代表の私は毎月1本必ずコミュニティ内限定のレポートを投稿しています。

※レポート=比較的長めのブログのような記事のこと

新年のはじまりは、代表の高浜から「コミュニティについて」のレポート投稿がありました。

自分を取り巻く世界を三つ(金縁世界、地縁世界、心縁世界)に分けて考えた場合にこれからどの世界(ゾーン)を伸ばしていくことが幸せな生き方に繋がっていくのか、という話。

そして、地球のしごと大學コミュニティはきっと「心縁世界」として価値を持ってくる。

だからこそ大切にしていきたい場所です、というメッセージだったと受け取りました。
私も自分なりにコミュニティ・共同体について引き続き考えていきたいと思います。

コミュニティの参加はこちらから

本コミュニティでは参加メンバーの募集をしています。

地球のしごと教養学部22-23受講生として、地球のしごと大學の修了生としての二通りでの参加の仕方がありますのでご参加いただく場合は「事前登録」よりお願いいたします。

https://college.chikyunoshigoto.com/about 

・将来、農山漁村に何かしらの形で関わっていきたい
・今農山漁村で活動しているが学び続ける場所と仲間が欲しい
・地球の未来をつくる農山漁村のしごとのことをもっと知りたい
・持続可能な農山漁村のあり方を考えてできることをやっていきたい

このような方々にオススメのコミュニティとなっています。
最近、修了生として、2023年度の教養学部受講希望者として、新しく加わるメンバーも出てきておりますので少しでも興味がありましたらお気軽にご相談ください。

最後に

私がコミュニティ内に1月投稿したレポートのタイトルは「常に自分の体験から出発して正直に考えてゆけ。」というものでした。

これは「君たちはどう生きるか(吉野 源三郎)」の中で、おじさんからコペルくんへの手紙に書かれているメッセージの一つなのですが、本当に大事なことだなあとしみじみ思います。

今年スタジオジブリの宮崎駿さんが「君たちはどう生きるか」という主題で夏に映画化しようとしているわけですが、少し前にポッドキャスト番組「ジブリ汗まみれ」を視聴していたらどんな設定なのかが少しづつわかってきました。

「君たちはどう生きるか」の制作が決定し、引退が撤回となった宮崎駿さんですが、実は引退撤回からの長編制作は今回だけではありません。

ジブリファンたちの中では引退撤回はもはや恒例の出来事とも言われており「引退撤回後に制作された作品は神作になる」というパターンがあると言われています。

「となりのトトロ」「もののけ姫」「千と千尋の神隠し」「ハウルの動く城」などはすべて引退撤回後(引退宣言4回)に制作された作品であり軒並み大ヒットを記録しているものです。

公開が今から本当に待ち遠しいです。

(文責:田中新吾)