それは都内某所で。
彼らは毒の調合者である!
名物予備校講師にして登録者20万人を超える人気YouTuberから、よもやそんな言葉が飛び出すとは..。
農山漁村まちづくり學部第一期が現在開講中です。
この學部では、山林・牧場・漁・祭り・エネルギー・福祉など、全40講座以上のプログラムを通して、AIなど二次情報あふれる時代に不可欠な一次情報を、五感で体感しながら学ぶことが出来ます。
今回は、6月13日~14日にかけ、東京と千葉をまたいで開催されたフィールドワークをレポートします!
《 6/13 (土) 》
作家・歴史系YouTuber 茂木誠先生【講座】
天津神(天皇・中央政府)と国津神(土着民)の和解・統合。~農山漁村は「辺境」ではない、日本の保守の「深層」に迫る~
「信仰とは何か?」
この問いに対し、自分なりの答えを持つ現代日本人がどれほどいるだろうか。
古代信仰は、森、山といった地球そのものと繋がる信仰であった。
いつしかその対象は、"樹木"という個別の事象となり、そして樹木が伐採され構築された"建物"へと変わっていった。
「右脳」で感じるものが、「左脳」で理解する(暗記する)ものとなったのだ。
キリスト教世界で初めて"建物"としての教会が登場したのは4世紀初頭であり、日本で神社が"建物"となったのは飛鳥時代(6世紀~)である。
彼らは毒の調合者である!
講座では、その「彼ら」の具体名をあげられたが、これはオフレコだろう。
ぜひ今からでも受講して、同期の仲間にでも聞いてみてほしい。
※ちなみにメガソーラーによる山林や環境破壊の問題に関わる人物だ。
しかし我々も考えなくてはならない。
我々は、その「彼ら」と本質的に何が違うのだろうか。
最後に、この講座のなかでうまれた素敵な受講生のコメントを紹介する。
言葉にすることによって思い込みが加速しているかもしれない。
だからこそ、言葉にする前に、「思ったこと」を大事にする。
《 6/13 (土) 》
有機土木研究会代表理事 高田宏臣【フィールドワーク】
コンクリートから有機土木へ~土中環境の健全化と水・空気の健全な循環を促す環境共生型土木~
水がなぜ流れるのか、大人になってから考えたことはあるだろうか?
そして人間の下手な工事が、その水の流れを妨げていることを知っていたか?
コンクリートが人間による不自然な工法だとするなら、有機土木とは自然そのもので自然を守る工法だ。
これを見てほしい。
丸太組とグリ石だけで民地近くまで斜面を安定させた現場である。
足元には静かに水が滴る。
水の道を読んで適切に溝切をいれたり、切り株の下の空洞化した箇所に麻や石も組み合わせて安定させたりと、人力でできる対策工を複合的に組み合わせた技巧の極地である。
舞台は、等々力渓谷。
東京にもこんなところがあったんだと感動した。
この感動を忘れないようにしたい。
森があることで山が保水力をもつ、ということはなんとなく知っていましたが、雨が降って森から川、海に流れる水の動きについて、表面だけで捉えていたように思います。もっといえば護岸工事された川ばかり見てきたせいか、川底までコンクリートで固められているものとイメージしていたように思います。今回の講義を経て、土中の水の流れを理解する必要性、重要性を知りました。また残念ながら土木の現場でこれまでそのことを意識してきていなかったこと、聞けば当たり前に感じる話が新しい取り組みとして始まったところだということも知りました。
そんな受講生のコメントを紹介し、次に進もう。
《 6/14 (日) 》
株式会社雨風太陽代表取締役 高橋博之先生【講座】
ふるさと住民登録制度と関係人口が変える農山漁村~制度をハックし関係人口革命を起こそう~
「ふるさと住民登録制度」を知っているだろうか?
実はこのレポートを書いている私かぶさんは、とある自治体でこの制度に関連するシステムの開発を行っており、日々動向を注視している。
※もし興味があればぜひ連絡してほしい。あるいは受講して、一緒にフィールドワークに行きましょう。
一方で、多くの人にとってはまだ馴染みがないものではないかと思う。
今回の講師はこの方。
ポケットマルシェ 、あるいは東北食べる通信 で覚えている人の方が多いのではないだろうか。(株)雨風太陽の高橋代表だ。
実はふるさと住民登録制度の創設や設計にも現在進行系で関わっているキーパーソンである。
全体像が見えてくるのはまだこれからなのだが、大事なのはこの制度の根底にある思想である。
そのエッセンスを箇条書きにする。
📝帰るふるさとがない都会の人は結構いる
📝「家族的なもの」や「ふるさと的なもの」の価値は今後ますます高まる
📝一方で、家族やふるさとを選べず、嫌で出ていく人もいるというパラドクスを抱える
どこかでピンと来る人は、「ふるさと」的なものを求めているのではないか。
そして田舎に住んでいた人には特に最後のものがよくわかるかもしれない。
講座は未来に向けての道筋が語られて終わった。
マッチングアプリのように、登録から入って対面に発展するものだって、「関係」である
近年よく耳にする、「関係人口」を具体的に作り出すためのソリューションとして、これが社会実装されそうなのだ。
「ふるさと」という言葉も、「住民」という言葉も、再定義されるようになっていくだろう。
《 6/14 (日) 》
猟師工房代表 原田祐介【フィールドワーク】
千葉県君津市 「狩猟」の現状と課題~千葉県君津市 猟師工房ランドでのジビエ六次産業化と解体実習~
この手に持っているものはなんでしょう?その先には..?
場所を変え、ここは千葉の君津。
足元に気をつけながら奥に進むと..。
原田先生の罠にかかったキョン。中国南部や台湾が原産の小型のシカ科の動物で、千葉県では野生化して問題となっている特定外来生物である。
純粋にかわいそうだった
受講生の言葉である。だが、仕留めなければならない。
内蔵を取り出したり、皮を剥いだりといった解体を、全員が行った。命をいただくということは、一部の人だけの問題ではなく、全員の問題なのである。
ここで、農山漁村まちづくり學部とはどのような学部だったのかを考えてみよう。
ただ解体実習を行うためだけに、猟師工房を訪ねたのではない。
生業として成立させる実践者から学ぶのがこの講座だ。
狩猟は仕留めた後でどうするのかが大事である。
仕留めることだけ考えるのではなく、その先の収益化の道筋を考えてから取り組むことが、自然を相手にする仕事を生業として成立させるポイントなのである。
工房が手掛ける「仕留めた後」の数々の事業構想についてお話を伺った。
大手警備会社が資金とマンパワーを投入して参入しても、難しさを抱えるジビエ事業。
今後どのような展開を見せるか。要注目だ。
帰り際に一枚パシャリ。この4連続講座を終え、充実感に満ちた笑顔。
そして爽やかな青春っぽいワンシーン。毎回どこかで火を囲むのがこの学部だとか。
いよいよ夏本番。ここからさらにスピードアップする講座にご期待ください。
以上!
最後まで読んでくださりありがとうございます✨
フォトグラファー宮崎 澪香さんの素敵なお写真に、私かぶさんの硬い文章を添えたレポートでした。️
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(写真:宮崎 澪香)
(文責:株本 誉)















