【オンラインセミナー概要/狙い】

●テーマ
共同体、コミュニティ、多様性

●日時
2023年6月25日(日)15:00〜 17:30

●場所
オンライン(Zoom)

●定員
50名

●参加費・決済方法について(大きく2パターンあります)
<1>クレジットカード決済をご希望の方
①コミュニティメンバーになって参加する方は「1,650円」
→コミュニティメンバーへの「事前登録 」からをお願いいたします。
②コミュニティメンバーにならずに参加する方は「3,300円」
→本ページにある青い「参加する」ボタンを押して手続きをお済ませください。

<2>上記②の方で銀行振込みをご希望の方
以下の参加申し込みフォームに必要事項を記入の上、お送りください。
申し込み内容の確認後、事務局よりメールにてご連絡差し上げます。


※原則として返金等の対応は行っておりません。
※コミュニティメンバー になって参加いただく方が色々お得になっています。

●参加費に含まれるもの
・オンラインセミナー参加費
・見逃し配信サービス(一週間の限定公開動画の提供)
※見逃し配信サービスの視聴URLは後日個別にご連絡いたします。

●申し込み締め切り
6月25日(日)12:00

●参加について
<クレジットカード決済をされた方>
当日になりましたらこのページに表示されるZoomURLからご参加ください。

<銀行振込みをされた方>
当日になりましたらメールでご案内するZoomURLからご参加ください。

●概要/狙い
地球全体で個人主義が進み、わたしたちの人間関係は希薄になっています。
コミュニティは個人の嗜好によって様々となり、SNSなどオンラインに滞在する時間も多い現代社会では、老若男女、価値観が異なる多様な人たちが存在し、面倒の多いリアルワールドは存在感が薄くなってきているかもしれません。

でも、私たち人間の生きる醍醐味はリアルワールドにあります。様々な喜怒哀楽の体験が押し寄せてくるリアルワールドは、個では完結せず、他者と折り合いをつけながら生きる共生・共存が求められるのだと思います。

さて、一般的に農山漁村といえば、古き良き共同体の世界が広がっていると思われています。しかし昨今、福井県池田町の「都会風を吹かすな」7か条や、全国各地の移住者がSNSで報告している地域とのトラブルなど、農山漁村への移住もバラ色ではありません。

共同体においては、損得を超えて助け合う良い側面がありつつ、異質なものや、場を乱すものへは寛容性を無くし、同質化を迫る悪い側面もときに表れます。

現代社会に適応した、多様な個を許容しながらオンラインでもオフラインでも助け合える共同体・コミュニティとは、存在しえない幻想なのでしょうか。

そこで今回、日本の共同体研究における第一人者でらっしゃる哲学者「内山節さん」と、精神障害で町おこしをスローガンに「べてるの家」という障碍者就労施設を経営され、個性あふれるメンバーと職縁共同体を実現されている「向谷地生良さん」とともに本テーマを探求します。

日本的共同体の歴史や性質を深堀りし、多様性を包含したコミュニティの先端事例のお話しを通して、これから求められる共同体・コミュニティの形を模索します。私たちはきっと新しい共同体・コミュニティを創っていけるはずです。

地球のしごとゼミVOL1、始まります。

スケジュール

①オープニング    10分
②ゲスト講師トーク    40分    内山節
    「日本の共同体とは」
③ゲスト講師トーク    30分    向谷地生良
    「べてるの家が実現する多様性あふれる職縁共同体」
    休憩    5分
④トークセッション「これからの共同体・コミュ二ティ」を考えよう    50分    
    参加者質疑込み
    休憩    5分
⑤まとめ、クロージング    10分    ・・・計150分

ゲスト講師

●内山節(うちやま たかし)
哲学者。立教大学大学院21世紀社会デザイン研究科教授(2015年定年にて退任)。特定非営利活動法人森づくりフォーラム代表理事。1950年、東京生まれ。1970年代から東京と群馬県上野村の二地域を往復する生活を営み、自ら畑を耕し、里山に囲まれた農村の暮らしを通して、自然と労働の思想を問い続ける実践的な哲学者として知られている。自然論・労働論・共同体論などを専門とし、立教大学大学院教授、東京大学講師などを歴任。東北農家の会、九州農家の会などでも講師を務める。主な著書に「ローカリズム原論」「文明の災禍」「共同体基礎理論」「清浄なる精神」「里という思想」「自然と労働」「日本人はなぜキツネにだまされなくなったのか」などがある。

●向谷地生良(むかいやち いくよし)
ソーシャルワーカー(メンタル・ヘルス分野)青森県十和田市出身。
北星学園大学文学部社会福祉学科を卒業後、1978年4月より北海道日高にある浦河赤十字病院医療社会事業部に精神科専属のソーシャルワーカーとして勤務。
1979年4月より、町の古い教会堂(浦河教会‐後のべてるの家)を、拠点として精神障害を持つメンバーと共に、当事者の交流活動と共に共同生活(3年間)を開始。1983年10月に日高昆布の袋詰めの下請けを開始、1984年4月に「浦河べてるの家」が発足。精神障害体験者の地域貢献、社会進出を旗印に「商売」として日高昆布の産地直送、紙おむつの宅配に挑戦。1993年6月には、べてるのメンバーの他、全国の出資者を得て有限会社福祉ショップべてるを設立。その後、本格的に福祉関連事業に進出、その他、出版事業、教育研修事業、メンテナンス、配送、赤十字病院の給食関連業務の請負、地域の企業とのタイアップ事業などに総勢100名をこえる当事者が関わる規模に成長。2001年に「当事者研究」を創案し、メンバーの自助、スタッフの相談支援に取り入れる。2002年、全国ではじめて当事者が理事長・施設長に就任し、社会福祉法人を設立、地域福祉の担い手として、小規模授産施設、グループホームを運営、地域にも活動拠点を確保し地域と一体となった事業を展開中。2003年4月より、北海道医療大学看護福祉学部臨床福祉学科(精神保健福祉士養成コース)で教鞭をとりながら、べてるの家と浦河赤十字病院他、全国各地をメンバーとともに「当事者研究」の普及をめざして飛び回る毎日を過ごし、2011年9月には、当事者研究をテーマにした韓国での招待講演を行う。1997年北海道精神保健功労賞受賞。べてるの家は1999年度日本精神神経学会第1回医療奨励賞、2000年度若月賞(川村敏明医師)、2003年毎日福祉賞及び保健文化賞、2005年札幌弁護士会人権賞を受賞。

【申し込み締め切り】

6月25日 12:00
※参加を希望される方は「参加する」のボタンからお申し込みをお願いいたします。申し込みされた方には個別にご連絡をさせていただきます。

【推奨予習書籍】

推奨予習書籍は読まずに受講いただいても全く問題ありませんが、読んでいただいた上でご参加いただけると講師の言説に対しての理解が深まり、セミナーの受講効果が上がると考えています。



「新しい共同体の思想とは」著者 内山節     



「弱さの研究―弱さで読み解くコロナの時代」    著者    向谷地生良    他

【地球のしごとゼミについて】

「地球のしごとゼミ」は、2022年度まで当大學で運営していた地球のしごと教養学部がリニューアルされたものになります。

地球のしごと大學は2013年から、農山漁村の持つ、日本の古き良き営みや精神に未来へのヒントがあると考え、10年以上継続してきている学びの場です。無料のコンテンツがあふれる時代に、本気で学び続ける人たちにプラットフォームとコミュニティを提供していきます。

「地球のしごとゼミ」では、オンラインコミュニティでの活動が基盤となり、「オンラインセミナー」と「フィールドワーク」という二つのイベントのいずれかが、ほぼ毎月開催されるという立て付けで、地球の未来をつくる農山漁村のしごとを探求し続けます。

以下、説明ページに年間の予定、最新情報を掲載しております。


今後のイベントも内容が確定次第、順次参加者募集をいたします。「単発参加」も可能です。様々な地域、考え方、活動から探求し、これからの自分の活動に活かしたい人にオススメです。

また、イベントの企画の根拠は、地球のしごと大學、アースカラーグループ全体で探求している「農山漁村SDGsフレーム」です。我々もゼミを通じてこの中身を本格的に形にしていく動きを並行して取っていきたいと思っています。

【農山漁村SDGsフレームにおける本イベントの位置付け】

SDGs(6月).png 242.03 KB

【オンラインセミナー担当者】

●高浜大介
NPO法人地球のしごと大學 理事長/株式会社アースカラー 代表取締役社長
1979年生まれ。東京墨田区出身。岩手県普代村在住(人口約2500人)。立教大学観光学部卒。2010年、地球や大地と共生する職業人づくりを目指して株式会社アースカラーを設立。「地球のしごと大學」というプラットフォームを通してこれまで約100人の農山漁村への移住やオルタナティブな仕事創りを後押し。自身も千葉県にて約1ヘクタールの田畑にて無農薬・無化学肥料のお米や大豆を作り、農業体験などを主とする教育農場運営なども経験。2018年より岩手県に家族で移住。都心からの移住希望者の受け皿を作り、サステナブルな地域社会経済のモデル創りを過疎地から挑戦中。水産加工品事業や森のようちえん事業など過疎農山漁村の外貨獲得、域内経済循環事業の立ち上げを仲間と平行して手掛ける。2女の父。

●佐々木亮
地球のしごと大學 スタッフ。1964年生まれ。秋田県秋田市出身。東北大学工学部化学科卒。東京都在住。株式会社リクルートに入社、I&N事業(通信関連)、LGP事業(見込み顧客育成事業)、住宅情報誌事業にて26年間勤める。技術スタッフ、営業、営業所長、事業企画等に所属しながら、事業の立ち上げから、事業運営、事業の撤退などを幅広く経験する。その後、株式会社博展(ビックサイト等の会場で展示装飾や運用を請け負う上場会社)にて経営企画部長を担当。事業管理、事業マネジメントを得意とする。近年は、2019年に旧地球のしごと教養学部第6期を受講。二拠点生活も視野に入れながら、都会では味わえない、サラリーマンでは味わえない、新しい生き方を探索中。

地球のしごと大學コミュニティについて詳しくはコチラ  

【お問い合わせ】

本件に関して何か質問があれば以下メールアドレスまでご連絡ください。

MAIL:chikyunoshigoto■gmail.com
(■を@に変えてください)

本オンラインセミナーに参加を希望される方は「参加する」のボタンからお申し込みをお願いいたします。

一同、ご参加心よりお待ちしております!