※システム上「受付終了」となっていますが、受付は終了してはおらず、この講座は「事前登録」をしていただき「地球のしごと教養学部22-23受講生コース 2022年度受講チケット」を購入された方のみご参加いただけます。
【タイトル】
#15狩猟とジビエ ~人と獣の共生関係~
【テーマ】
狩猟
【講座概要/狙い】
近年、中山間地域を中心に鳥獣被害が深刻な状況にあります。
鳥獣による農作物への被害額はおよそ200億円で、その6割が獣類、4割が鳥類によるものであり、獣類では9割がイノシシ、シカ、サルによるものとされています。主な原因は餌となる広葉樹が少なく針葉樹が増えたこと、集落の過疎化・高齢化による人間活動の減少などとされています。
しかしながら、これらは人間目線での話です。動物はずっと山の中に住み、動物と人間は自然界において共生してきたはずです。人間目線だけではなく、自然界全体で見たときに動物と人間はどのように共生できるのでしょうか。
本講義で参考にするのは、千葉県君津市で廃校を活用し、猟師工房ランドを立ち上げた原田祐介さんです。原田さんは狩猟を通じて自然を守ることについて考え、鳥獣被害問題解決に取り組んでいらっしゃる方です。
狩猟の現状と課題、駆除した獣を無駄にせず適切に処理することについて考えます。
※獣の解体実習も行います。1体の獣を参加者が協力して捌きます。解体する獣はシカやキョンなどでその日の状況によります。
衛生管理上解体した肉は食べることはできません。
【スケジュール概要】
09:00~12:00 <講義・質疑応答>
12:00〜13:00 <お昼休憩>
13:00〜15:30 <獣の解体実習>
この講座は12月3日(土)#14魚食の再考とセットになった東京・千葉遠征講座になります。都合が合わない方は#15狩猟とジビエだけの参加も可能です。
【講師】
原田 祐介 / 猟師工房ランド 代表
【予習会日時・課題図書】
オンライン予習会:11月30日(水)19:30〜20:30 東京・千葉遠征全体
・「週末猟師」 著書:原田祐介
<参考サイト>
・猟師工房ランドの紹介記事