※システム上「受付終了」となっていますが、受付は終了してはおらず、この講座は「事前登録」をしていただき「地球のしごと教養学部22-23受講生コース 2022年度受講チケット」を購入された方のみご参加いただけます。

【タイトル】

#20地域内連携型6次産業のプロデュース〜地域資源のフル活用と農林商工者連携〜

【テーマ】

地域商社

【概要/狙い】

地域の自立のためには、地域資源を有効活用して、外貨を獲得する必要があります。そのための手立てとして、地元の特産品を使った商品開発や六次産業化が挙げられますが、まだまだ多くの地域がそのような仕組みを作れていないのが現状です。
また、都市へ資源を流出させるような形で従属的な関係になったり資源枯渇に陥ったりするのではなく、地域資源の保全と再生産が適切に行われ、その循環とともに地域が豊かになる在り方を作る必要があります。

そこで今注目を集めているのが、地域をまるごとプロデュースして地域外からのお金の流れを作る「地域商社」です。
高知県本山町にある木材加工ベンチャーばうむ合同会社の木製品は、大手ブランドからも受注が相次いでおり、例えば東急ハンズでもその商品が取り扱われています。
特にレーザーカッターを活用した木材製品の評判が高く、その付加価値は、原木価格の150倍に上ります。しかしこのような会社が存在し、また高知県嶺北地域は豊富な森林資源に恵まれているにも関わらず、その木材価格が低迷しているため十分な森林整備が行われていない現状があります。

ばうむ合同会社では木材の利用を促進し、木材価格の向上を図ることで、自社も自然環境も守られる、地域が持続する商売の確立を目指しています。
木工品以外にも、地元ブランド米を活用した焼酎の製造販売を行うなど、地域をまるごとプロデュースする地域商社の先駆け的存在です。

本講座では、ばうむ合同会社がどのような考えで地域資源をとらえ、どのような方法でプロデュースを行っているのかを学び、地域経済の担い手としての商社に必要なエッセンスを学びます。

【スケジュール概要】

・2023年2月5日(日)
09:00〜10:30 レクチャー
10:30〜11:00 グループディスカッション 
11:00〜12:00 質疑応答タイム

【講師】

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藤川豊文    /    ばうむ合同会社 代表

【予習会日時・課題図書】

オンライン予習会:2023年2月1日(水)19:30〜20:30
2030年の世界地図帳 あたらしい経済とSDGs、未来への展望     著者:落合陽一(SBクリエイティブ)

【参考図書】

まだ林業で消耗してるの?: 「ばうむ」代表・藤川豊文さんから、自然を守る林業を学ぶ。 Kindle版    著者:イケダ ハヤト、藤川 豊文(イケハヤ書房)

【参考写真】

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