※システム上「受付終了」となっていますが、受付は終了してはおらず、この講座は「事前登録」をしていただき「地球のしごと教養学部22-23受講生コース 2022年度受講チケット」を購入された方のみご参加いただけます。
【タイトル】
#10山地酪農~24時間365日放牧、自然の摂理とともに行う酪農~
【テーマ】
酪農畜産
【概要/狙い】
現在の日本の酪農では、牛を小さな牛舎に繋ぎ、工場生産のように安くて濃い牛乳を大量に作るのが主流になっています。このような環境ですと、牛を安く太らすことのできる飼料を海外から輸入することになり、また牛はその一生を狭い室内で糞尿にまみれて送ることになります。本来の牛乳の美味しさとは、そして私たちが飲みたい牛乳とは、一体どんなものでしょうか。
今回訪問するのは、岩手県田野畑村にある山地酪農。広大な牧山で放牧された乳牛が、四季を通して食べたいときに新鮮な草を食べ、飲みたいときに美味しい川水を飲み、寝たいときに好きなだけ寝る生活を送っています。自然に近い環境の中で育ち、ストレスなくのんびりと暮らす牛たちに会いに行きましょう。
本講義では、約40年前に田野畑村に移住、山林を開拓して「山地酪農」を実現した吉塚公雄さん一家からお話を伺います。日本の通常の酪農とは手法が異なるやり方で事業を確立するまでの、粘り強く挑戦する心意気や労苦を感じていただけるはずです。
吉塚一家を取材したドキュメンタリー映画『山懐に抱かれて』が2019年に公開されています。
【スケジュール概要】
・11月5日(土)
10:00〜12:30 山地酪農見学
岩手遠征2日目の講座になります。
【講師】
吉塚 公雄 / 田野畑山地酪農株式会社
田野畑山地酪農牛乳株式会社 会長。
【予習会日時・課題図書】
オンライン予習会:10月31日(月)19:30〜20:30 岩手遠征全体での予習会
・課題図書無し
【参考写真】
・映画「山懐に抱かれて」【公式サイト】
・山地酪農チーズ 白仙
【参考写真】