※システム上「受付終了」となっていますが、受付は終了してはおらず、この講座は「事前登録」をしていただき「地球のしごと教養学部22-23受講生コース 2022年度受講チケット」を購入された方のみご参加いただけます。
【タイトル】
#14魚食の再考 ~日本の漁業問題と近海で取れる未利用魚のさばき方レクチャー~
【テーマ】
漁業
【講座概要/狙い】
古来より海に囲まれ、多くの島々と長い沿岸と広い海を持つ日本では海からとれる魚介類は貴重なタンパク源や田畑の肥料として利用されてきました。
日本近海には現在およそ3300種の魚介類が生息しているとみられ、このうち、主に257種が食用に利用されていると推定されます。
古くから漁獲量、品質が時期や産地によって大きく変動する海の恵みをその時の自然状態に合わせる形で、有効利用することによって、その土地、その土地で特有の魚食文化が育まれてきました。
しかし、食習慣の変化によって魚介類と肉類の消費量が逆転するなど、それまで親しまれて継続されてきた様々な魚食の習慣が衰退しはじめ、消費される魚介類にも大きな偏りが見られるようになってきました。
日本漁業の問題点は、マグロやサバなどメジャーな種類の魚の資源問題ではなく、近海で取れるマイナーな魚の活用にあるのです!
健康な食生活への関心が高まってきている現在、魚食の文化と習慣は世界的にも注目が集まってきています。
本講座は水産資源の持続的利用と衰退してきている人と魚と海の関係の再構築を目指す団体、アクアカルチャーさんを招き、日本近海の漁業と魚食の展望を学び、魚の捌き方レクチャーを受けます。捌き方をマスターすることで、魚食を日常に取り戻します。
【スケジュール概要】
12:15~14:00 <講義・魚の捌き方レクチャー>
14:00〜15:00 <魚の試食・お昼休憩>
15:00〜17:00 <座学・質疑応答>
この講座は12月4日(日)#15狩猟とジビエとセットになった東京・千葉遠征講座になります。都合が合わない方は#14魚食の再考だけの参加も可能です。
【講師】
魚食普及団体 アクアカルチャー
【予習会日時・課題図書】
オンライン予習会:11月30日(水)19:30〜20:30 東京・千葉遠征全体
・「日本人が知らない漁業の大問題」 著者:佐野雅昭
【参考写真】